澪の小説ブログ

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糖質制限ダイエットの効果 3

続き(下記の順で読んでいただけると幸いです)

https://mio-novel.hatenablog.com/entry/2020/05/07/224130

https://mio-novel.hatenablog.com/entry/2020/05/08/223547

 

 

 

糖質制限を始めてから半月ほど過ぎ、私はお弁当生活にも慣れた。

朝、昼、夕、全ての食事が自炊になった事は、健康的にも良かったと思う。

 

しかし、そう甘くないのがダイエットと糖質制限中の食事である。

 

それまでの私の食生活を思い返してほしい。

そう、必ず食後に私はデザートを食べていた。

お酒を飲んだ後の締めのラーメンのように、私は食後にデザートを食べなければ、締められない人間だったのである。

この半月は目新しい事と、痩せた後の自分を想像する事によって、モチベーションを保つ事ができたし、我慢をする事も辛くなかった。

だが、半月経ち、私は猛烈な糖欲(?)に襲われたのである。

 

スーパーに行くと、お買い得コーナーに賞味期限が近くなったスイーツがよく出されている。

ダイエットをやり始めの頃は、“もうこのコーナーに用はなくなった(キリッ)!”と思っていたが、そんな糖欲が顔を出すと、気付けば私はそのコーナーの前にいた。

“いや~、観るだけだよ、観るだけ!どんなスイーツの売り上げがイマイチなのかを調査の為に観るだけだよ”なんていう事を自分に言った。

あの説明に何の意味があったのかは今になっても分からない(笑)。

そのコーナーにはショートケーキが幾つか入れられていた。

これは、誰もこのまま買わなければゴミ箱行きか。

それは良くないな、地球に優しくないな。

と急にエコの事を考え始めた。

いや、考え始めた振りをしていた。

私はそのショートケーキを籠に入れ、レジへ向かった。

 

家に着き、買った食材を冷蔵庫に入れた。

肉、野菜、卵、etc.。

そしてショートケーキ。

そこに貼られた「半額」というシールは呆れた表情のように観えてしまった。

 

 

覚えておいてほしい。

甘い物を控えると、何時か自分に甘さが出て来る事を。

 

もうお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、上記の表現、ちょっと気に入ってます(笑)。

 

 

今まで好きだった物を完全に断ち切るのは不可能に近い。

いや、できれば苦労などしない。

いわゆる、無理ゲーというヤツなのかもしれない。

 

しかし、そうして買ったショートケーキは美味しくて美味しくなかった。

 

たまに『俺、甘い物食べないし!』と言う人がいるが、そんな人が羨ましくて仕方なかった。

 

 

それでも痩せる事を諦め切れなかった私は、なんとかこの状況を脱せないかを調べる事にした。

キッカケは家にあったハイカカオのチョコレートであった。

あれって苦いけど、糖質あるのかな?と疑問に思った。

確かに少なかった。

有名な物で言うと、meijiのチョコレート効果 cacao72%なんかは1パック40g中、糖質は13gだ。

これが普通のミルクチョコレートでは1枚50g中、糖質は26gである。

チョコレート効果と同じ40gに換算すると、20.8gだ。

7gの差は大きい。

しかし、40gという内容量ではなかなか満足する事ができない………!

私は長年、食後に板チョコを1枚丸々と食べていた為、体にそのグラム数が染み付いてしまっていたのだった。

ある時は1枚以上食べるのはさすがに多いので、1段ほど残し、別の種類の板チョコを同じ分量食べたりした事もあった。

これは、「どちらも1枚食べてないし!」といういわば気休め(言い訳)である(笑)。

やっぱり、思うようにはなかなかいかない。

 

 

続いて、「糖類ゼロ」って書いてあるお菓子ってどうなんだろう?

そんな疑問も頭をよぎった。

これも糖質は少ないのかな?

そう思ったが、これは違った。

この、「糖質」と「糖類」については違いがあった。

大雑把に説明すると、糖類というのは糖質の中に含まれた一種である事が分かった。

分かり易く言うと、糖類はピカチュウ、糖質はポケモン、みたいな事である。

よって、糖類がゼロでも、糖質を形成するものは他にも沢山ある為(でんぷん、オリゴ糖など)、糖質が高いという事はよくある事であった。

 

ここも思うようにはなかなかいかない!

しかし、こんなところで折れていては、今後、結婚式の度に憂鬱になってしまう!

 

 

そうして私はあるスイーツに出会った。

まるでそのスイーツが犬、猿、雉のように見えた。

 

 

続く