澪の小説ブログ

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ブラック企業を辞めたその後はどうなるか? 2

mio-novel.hatenablog.com

↑の記事の続きです。

 

 

さて、職業訓練校も終えて、いよいよ本格的に面接を受けていく事に。

 

これで人生3度目の就職活動となるが、私がやる方法は毎度同じである。

就活系のサイト(マイナビリクナビとらばーゆ、enなど)に登録し、求人情報を探す。

そして、良さそうな会社にエントリー希望を送り、返事があった会社に面接を受けに行く。

ひたすらこれの繰り返しだ。

そして今回は、ハローワークからの紹介や職業訓練校からの紹介もあった。

 

前職(例のブラック企業)を半年で辞めている為、ここは高確率でツッコまれるだろう。

気長にやっていくしかない。

 

案の定、私は面接に1社行き、2社行き、お祈りメール(不採用通知)を何通も受け取った。

『ちょっと、職歴を観る限り、1社が短い気がするのですが。』とは何社からかはやっぱり言われた。

しかし、事前に予測していたので、それで嫌になる事はなかった。

面接ではこれまでの会社の愚痴を言ってはいけない、というマニュアルがあるが、私は愚痴ではなくありのままの現状を話した。

すると、『よくその状況で半年も続きましたね。』と言ってくれる会社もあった。

 

何社面接を受けたかは分からない。

エントリーを送って面接まで辿り着けずな会社を入れれば、物凄い数だろう。

ただ、ハッキリと言うと、私はこの就職活動で辛いと思った事は1回もなかった。

 

まず、リーマンショック時代にも似たような経験をしていたのも1つの原因かもしれない。

この話は別の機会にさせてもらおうと思うが、リーマンショック時代も同じように何社にもエントリーを送り、何社も面接を受けた。

その頃の事はよく覚えているが、辛いと思った事はなかったし、完全無収入なくせに焦りも何もなかった。

もちろん、生活には様々な制約は出て来るが、それが一生続くわけないと思っていた。

なので、逆に良い思い出となっている。

 

就職活動は楽しみながらやると良い。

日払いバイトであれば、1日3食ちゃんと食べる事ができるし、面接も昼からとか夕方からが多いので、早起きもしなくて良い。

そういう土台があれば、そこまで焦る必要もないと思う。

むしろ、面接で初めて行く場所なども多く出て来るだろう。

それが自分には結構新鮮で、そこで何を食べようかな、とか、面接後は何処何処のお店に寄ってみようかな、なんて事を考えていたら、それなりに楽しかった。

毎日仕事で忙しい日々を送ると、週に2日しか休みがない分、色々な場所に行って、色々な経験をする事はできません。

就職活動中という身分は、言ってしまえば人生の夏休みでもあるのです。

 

仕事がなくて焦ってる、なんて気持ちは捨ててしまいましょう。

色々な会社に行って、色々な人と喋って、という経験は必ず人生の役に立ちます。

 

こんな事を言うのはどうかとも思いますが、私はちょっと社会を舐めてます。

でも、それは生きていく上でとても楽になる事があります。

舐めてなければ、私は今でもブラック会社社畜となり奴隷となり、馬車馬のように働かされていた事でしょう。

ちょっとぐらい舐めて生きるというのは良い事だなと思います。

 

 

話がズレてしまいましたが、私はそんな感じで苦になる事なく、就職活動を楽しみながら続けていました。

しかし、職業訓練校からは『就職活動はどんな感じか?』と連絡が来た。

何人かは既に決まっていて、決まってない人の方が少ない状況となっていた。

さすがに少し焦りは出たが、その時の私の1番の目標は「良い会社に入る事」だった為、こちらも会社を面接する気持ちで面接を受けていました。

↑どの口が言うんだと思うかもしれませんが、全ては同じ悲劇を繰り返さない為なので。

 

面接を受けていると、“この会社はイエスマンにさえなれば内定がもらえる会社だな”という会社が見抜けるようになってきた。

しかし、そういう会社は入ってから苦労する事だろう。

 

ブラック企業を経て、社風というのはとても大切だという事を学んだので、面接の際は実際に働いている社内も観せてもらう事にした。

働いている風景や働いている人の表情、何となく観える人間関係などなど。

死んだ目で仕事をしている会社などは仮に内定が出ても辞退しようと思っていた。

仕事内容や福利厚生も大切だが、つまらない強制参加の飲み会がないかとか、そういうのも重要だ。

 

ちょっとブラックっぽい香りのする会社でも『ウチは風邪を引いても休ませません。』と言う所もあり、逆に好感は持てたが、そこは面接中にこちらから断ったりもした。

 

また、2社だけありましたが、辞めた社員の悪口をひたすら言って来る会社もありました。

そのような会社は面接も高圧的で、いわゆる圧迫面接なのかもしれませんが、会社の業績が悪く不機嫌なだけだな、という面接員もいた。

色々な会社があるものですね(笑)。

※もちろんですが、そんな会社には絶対入らないように。

 

 

何十社と面接を受けただろうか。

私はついに、ある会社に出会った。

それが今の会社だ。

初っ端から社長と面接であったが、何かと話が合い、私の事を気に入ってくれた。

『ウチの会社はパワハラとかセクハラとか断絶しているので。』とその人は熱く語っていた。

途中、『休憩時間は1時間取れますか?』と質問したら、笑いながら『あるに決まってるじゃないですか!』と言っていた(笑)。

そうして私はその会社への内定が決まり、正式に入社が決定した。

 

職業訓練校を修了してから3ヶ月半だった。

 

 

前の会社で社長は『こんなところで辞めたら、何処行ったって続かないぞ!』と言っていたが、今の会社に入社してから、もうすぐ5年になる。

大変な時期は当然1回や2回ではなかったが、私はこの会社に入って本当に良かったと思っています。

あのままブラック企業にいたら………今頃病気になっていたかもしれません!

 

正社員で会社に入って、半年で辞めるなんて、人からしたら社会を舐めているように観えるかと思います。

しかし、少しばかり社会を舐めていたからこそ、私は“良かった”と思える結果を手にできたのだと思います。

会社によっては、そういうのを気にしないところもあります。

『下手に違う会社での食歴が長いと、ウチの会社に来た時にウチに合わせられなくなるから。』という考えの人事部や社長さんもいます。

なので、気にせずやっていって良いと思います。

そこをツッコまれたら、正直に『過重労働だったので。』と言って、具体的な勤務時間などを伝えて下さい。

そこで渋い顔をするような会社には入らない方が良いです。

 

 

ブラック企業で悩む人が少しでも少なくなる事を心より祈っています。

 

そして今悩んでいる人達へ、私なんかが経験上感じた事を伝えておきます。

 

ブラック企業からは心置きなく逃げて下さい!

就職活動はちょっと厳しくなると思いますが、どうかその時間を人生の夏休みだと思って楽しんで下さい!

親御さんに頼んで、実家で面倒を観てもらって下さい!

次の面接では、こちらも会社を面接する気持ちで挑んで下さい!

少しぐらい社会を舐めて生きてみて下さい!

必ず良い会社はあります!

 

 

ブラック企業シリーズを読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。