糖質制限ダイエットの効果 2

続き

（前日に書いた下記の「糖質制限ダイエットの効果」からお読みください）

まず、朝御飯を変えなければならない。

昔、YouTubeで『朝に炭水化物は摂らない方が良い』というのを聴いた事があったので、これから運動量が多い1日が待っているからと言って迂闊に糖質を摂るわけにはいきません。

その為、朝はコンビニで低糖質パンとサラダチキンを買って、会社で食べるようにした。

しかし問題はお昼御飯であった。

まず、飲食店で糖質低めなメニューというのはほぼない。

最初は何時も行く定食屋で唐揚げ定食を頼み、御飯を特盛りから小盛りに変更したが、調べたところ、御飯茶碗の小1杯は糖質が55gもある。

残り5gで1日をやり切るのはさすがに無茶である（笑）。

御飯抜きというのメニューがあるお店ならば良いが、ランチでやっているお店で単品はなかなかないのが現状である。

そうして、私は昼御飯をコンビニ飯に変えた。

コンビニならば、朝に買っている低糖質パンやサラダチキン、他にもゆで卵、チーズ、ウインナーなどが売っている。

パッケージに表示されている炭水化物や糖質のグラム数を計算しながら、20gで収まるようにその日食べる商品を来る日も来る日も選んでいた。

※ちなみに、今さらだが、「糖質＝炭水化物－食物繊維」である。

甘めのパンやおにぎり、「中身増量」と書かれたサンドウィッチ、新発売のスイーツ、レジ横のからあげクンなどを本当は買いたい気持ちを抑え込んで、毎日そんなランチタイムをおくっていたが、この生活は1週間でやめる事にした。

何故なら、低糖質メニューのみを買うとなると、出費が物凄いのだった。

定食屋ならば500～800円でお腹イッパイに食べる事ができるが、満足いく低糖質メニューをコンビニで買うと、余裕で1,000円を超えてしまうのだ。

もちろん、お店のメニューよりも味は当然落ちるし満足感もない。

それでいて出費が多い。

痩せる為と言っても、これではさすがにモチベーションが上がらない。

考えた末、お弁当を作って持参する事にした。

500ml入るお弁当箱をアマゾンで注文し、それが届いた日から会社に持って行った。

また、これを機に朝御飯もコンビニで買う事をやめにして、会社から帰宅後は夜御飯を作り、その中から翌日のお昼のお弁当の分を弁当箱に詰め、さらに朝御飯の分も別のお皿に取って、朝はそれをチンして食べる生活にした。

もちろん全て低糖質メニューだ。

お米などの炭水化物は一切ない。

何だかんだ、コンビニの低糖質パンも糖質が1つ15gほどあった。

これを複数買ってしまったら、もうアウトだ。

低糖質食品というのは意外と要注意である。

それは必ずしも糖質が低い商品であるとも限らない。

低糖質パンは普通のパンよりも糖質が抑えられているパンであって、元が糖質の高い食品であれば、それでもまだ高いからだ。

脂肪の吸収を抑えるチョコなんかもそうで、それは普通のチョコよりも食物繊維が多いが、糖質はさほど低くはないという事がよくある。

そうなると、スーパーでお肉や野菜を単品で買った方が経済的にも助かるし、何より食べられるメニューの選択肢も広がる。

メニューは大半が野菜と肉を炒めた物であった。

肉は牛肉、豚肉、鶏肉、全て糖質はとても少ない。

なので、どれを選ぶ事もできる。

やり始めの頃は、頑張ろうという意識が強くある為、それほど辛く感じる事なく続ける事ができた。

だが、人生も、摂って良い食事の味も、そんなに甘くはないとはまだ知る由もなかった。

続く

澪の小説ブログ